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キャッシュフロー
キャッシュフロー(Cash Flow)とは、一定期間における「現金の流れ」のことです。
会社経営や投資活動、家計管理において、入ってくるお金(収入)と出ていくお金(支出)の差額を示します。
不動産投資においては、家賃収入などのインカムゲインから、ローン返済や管理費、税金などの支出を差し引いた後に残る現金を意味します。
この残高がプラスであれば投資は順調、マイナスであれば赤字運営となります。
キャッシュフローの基本式(不動産投資)
キャッシュフロー = 家賃収入 + その他収入 − 運営費用 − 借入返済額
例)
- 家賃収入:月50万円
- 駐車場収入:月3万円
- 管理費・修繕積立金:月5万円
- 固定資産税:月換算で2万円
- ローン返済額:月30万円
キャッシュフロー = (50万円+3万円) −(5万円+2万円+30万円)
キャッシュフロー = 16万円(プラス)
不動産投資でキャッシュフローが重要な理由
- 黒字倒産の回避
会計上の利益が出ていても現金不足で運営できなくなるのを防ぐ - 長期経営の安定性
プラスのキャッシュフローは修繕費や空室リスクへの備えになる - 再投資の原資
キャッシュフローが潤沢なら、次の物件取得やリフォームに充てられる
キャッシュフローを増やす方法
(1)収入アップ
- 家賃設定の見直し(リノベーション・家具付き賃貸など)
- 駐車場や看板スペースの活用
- 付帯サービス(Wi-Fi、宅配ボックス)の提供
(2)支出削減
- 管理会社の手数料交渉
- 固定資産税評価額の見直し
- 修繕計画の最適化(予防保全)
(3)借入条件の改善
- 低金利ローンへの借り換え
- 返済期間の延長による月々返済額の軽減
注意点
- 空室率や賃料下落を現実的に見込んだ計算をすること
- 大規模修繕や設備更新など突発的な出費を予測に含めること
- 税金(所得税・住民税)の支払いもキャッシュフローに影響すること
まとめ
不動産投資におけるキャッシュフローは、単なる「利益」ではなく、実際に手元に残る現金を意味します。
長期的な資産形成や安定経営のためには、キャッシュフローを常に把握し、改善策を講じることが不可欠です。
プラスのキャッシュフローを確保できれば、将来的な物件追加購入や資産拡大が容易になります。