タウンハウス

タウンハウスとは、隣接する住宅同士が壁を共有して連続的に建てられた集合住宅の一形態です。
日本では、長屋建て住宅と呼ばれることもあります。

マンションのように上下階で区切るのではなく、各住戸が土地と建物を専有し、玄関が独立しているのが特徴です。

タウンハウスの構造的特徴

  • 壁を共有
  • 各住戸に専用の玄関がある
  • 上下階が同一世帯
  • 戸建てに近い居住性と集合住宅の効率性を両立

タウンハウスと他の住宅形態との違い

項目タウンハウスマンション一戸建て
所有形態各住戸の建物+敷地持分専有部分+共用部分持分建物と土地を単独所有
構造横に連続上下・左右に区分独立
管理自主管理または管理組合管理組合必須個人管理
プライバシーマンションより高い上下階の生活音あり高い

メリット

  1. 戸建て感覚の住み心地
    上下階を他人と共有しないため、生活音のトラブルが少ない
  2. 土地の持分を保有できる(場合による)
  3. 建築コスト効率が高い
    壁を共有することで土地利用や建築コストを削減
  4. 庭や駐車場付き物件も多い

デメリット

  1. 隣戸との騒音問題
    共用壁を通じて生活音が響く場合がある
  2. 外観・改修の制限
    建物全体の統一感を保つため、外壁色や改修方法に制限があることが多い
  3. 管理の必要性
    共用部分(外壁、屋根、敷地通路など)の維持には協議や費用負担が発生